日時:2010年1月9日(土)7時〜14時
場所:TOC有明・TFTビル
参加者:学校関係者8名 看護師1名 OBスタッフ18名 PTA 48名 生徒3名
平成22年度中学前期入試が、学校側の主催のもと実施されました。7月の第1回学校説明会、11月の第2回学校説明会を経て、入試委員会にとっても受験生にとってもいよいよ本番の前期入試は、双方とも緊張の中にも、関東支部長・入試委員長を中心に、各学年入試委員らPTAの方々のご協力により滞りなく無事終了いたしました。その模様を報告いたします。
今回の開催場所は、昨年の入試会場でもあり、第1回・第2回ともに学校説明会が行われたTOC有明で行われました。そのため、入試委員の皆さんも説明会の際に会場設備や受験生の導線などを事前に確認されていたこともあり、比較的スムースな運営であったように感じます。
私ども親子も昨年受験をした会場であり、懐かしい思いを感じながらも受験生親子の様子を見ていると、説明会に参加された受験生親子は、同じ会場で初めての場所ではないので、心理的に少しは安心できたかもしれませんが、全体的にはやはり緊張した様子がヒシヒシと感じられました。
◎タイムスケジュール
8:45〜 9:45 国語
10:00〜11:00 数学
11:15〜11:55 理科
12:10〜12:50 社会
◎会場
受験会場 :TOC有明4階
保護者控室:TFTビル東館9階、西館2階
◎志願者数 合計 1504名
4科 / 3科 / 計
東京 613名/ 3名/ 616名
函館 58名/ 2名/ 60名
札幌 42名/ 0名/ 42名
大阪 401名/ 365名/ 786名
昨年より総志願者数が減ったものの、関西勢の比率が高くなっています。
なお、東京会場では体調不良のため、別室受験した受験生が2名おりました。
1. 入試前の様子
7時学校関係者の皆様も無事到着され、PTAの皆様も時間通りに集合して、入試委員長を中心に事前案内に従って注意事項の確認がなされ、各役割分担に基づき7時半には配置につきました。受験生の皆さんもチラホラと見られるようになりました。
◎建物入口付近
日差しもあるものの、時々吹く冷たい風の中、今年も元気に学習塾の励まし隊が入口付近に立っていて、受験生に元気なエールを送っていました。
◎建物2階付近
2階まではエスカレーターですが、2階から4階まではエレベーターのみになりますので、入試委員の的確な誘導により、遅滞なく受験生も保護者も4階に上がられました。
◎試験会場4階周辺
8時半の説明開始までは保護者の皆さんも試験会場に入場できるため、最後の励ましを行うお母様や祈るように真剣な眼差しをわが子に向ける親御さんの姿が印象的でした。
2. 試験中の様子
◎試験中
自分の息子も昨年そうだったのですが、やはり緊張のせいか試験途中におなかが痛くなり、トイレに行く生徒が何人かいました。ただ、4階のトイレはすべて男性用になっていましたので、すぐ近くのトイレにやさしく案内している姿が印象的でした。
また、建物2階付近では試験中は保護者の方は試験会場に入れないため、保護者控室であるTFTビルでは待っていられない親御さんが、2階付近で祈るように待っている姿が散見されました。
◎休憩時間(トイレ)
やはり緊張した生徒が多いせいか、試験が終わるとトイレに行く生徒がたくさんいて、4階はすべて男子トイレに運用を変更していたものの、受験生ですぐにいっぱいになりました。しかし、すぐに3階・2階のトイレにも誘導し、比較的混乱もなかったように思います。
◎保護者控室
TFT東館の控室では600席近くを用意していましたが、いっぱいになるほどの盛況ぶりでした。また、試験終了後問題文が張り出されるたびに心配そうに問題文に見入る保護者の姿が印象的でした。
西館にも控室がありましたが、学校から保護者への説明が東館で行われたこともあり、こちらは東館とは対照的に閑散としていました。
3.試験終了後の様子
◎試験会場〜エレベーター
試験が終わった安心感からか、受験生のほっとした顔が印象的でした。また、PTAの皆さんの適確な誘導もあり、会場からの退出も大変スムースで、急いで出ていく受験生も見られませんでした。
◎2階付近〜建物出口
順番にエレベーターで降りてきた受験生が保護者の皆さんと合流した後は家族みんなが安堵の表情をうかべ、2階ホールは見ていても試験開始前の緊張した雰囲気とは打って変わって、和やかな雰囲気が伝わってきました。ただ、お母様が終了時間を間違えたらしく、試験終了後30分以上たってもお迎えのない受験生がいて、お迎えまでPTAが付き添いをしておりましたが、無事お迎えが来て送り出しました。
3. まとめ
◎中一生徒
去年ぼくは試験中におなかが痛くなり、トイレに行くハプニングにあいました。そのときもPTAの方が優しく誘導してくれて、無事試験を終えることができ、おかげで第1志望であるこの学校に合格することが出来ました。その時のことを思い出し、PTAの方々に改めて感謝の気持ちをもちました。そのことを踏まえ、少しでも今年の受験生に役にたてるようにとお手伝いをさせてもらい、トイレ誘導のお仕事もやらせてもらい頑張りました。そして、今年受けた受験生が第1志望に受かるようにと強く思うとともに、春に一緒に勉強出来たらいいなと思いました。
◎中一保護者
今回の入試の取材を通して、昨年の受験生時代とは違い、PTAの立場で気持ちがすごく楽だったというのが正直なところです。その分受験生親子の緊張感が間近に感じられ、昨年の何も見えなかった時と比べて、どんなところのフォローをしていけばいいのかがよくわかった気がします。また、PTAの皆様の笑顔があらためて安心感を与えているのがわかった気がします。今年も滞りなく運営できたものと思いますが、来年はさらに受験生親子ともどもに安心して受験してもらえるようにしていきたい気持ちを強く持ちました。また、受験生一人ひとりが無事第1志望に合格し、もちろん函館ラ・サールを選んでいただけるようになってほしいものだと思いました。
以上
取材原稿 中1保護者、生徒
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